数式の書いてあるセル範囲を選択して、右クリックし、[セルの書式設定]の[保護]
タブの[表示しない]にチェックを付けると、

数式セルを選択しても、数式バーには数式が表示されない。
14.数式の内容を非表示にする。

関数の入っているセルを、書き込み禁止にするには、[シートの保護]を使用する。
上図の様に、[校閲]−[シートの保護]を押すとダイアログが表示される。
[ロックされたセル範囲の選択]と[ロックされていないセル範囲の選択]の意味を調べてみよう。


D4セルには関数が入っている。選択して右クリックすると、[セルの書式設定]が
表示される。

[保護]タブを選択すると、[ロック]がある。これによりセルを個別にロックするか、
しないかを決めることができる。もちろん範囲を選択して、ここにチェックを付ければ
選択範囲がロックされる。


上記でロックされたセルが、この[ロックされたセル範囲]であり、ここにチェックを
付けると、ロックされたセルも選択できる、と言う意味である。但し、選択すると、


「入力できない」と警告が表示される。だが、ロックされていないセルは選択も入力もできる。


上記の様に[ロックされたセル範囲の選択]とロックされたいないセル範囲の選択]の両方の
チェックを外せば、シート全体のどのセルも選択できなくなる。
[シート保護も解除]を押せば、選択も入力もできるようになる。
13.数式の保護とセルの選択。

[数式]−[数式の表示]を押すと、シートに書かれている関数がすべて表示される。
ファイルを開いたときなどに、関数のエラーが発見された時には、すべてのシートを順に
チェックして行くときに便利である。

12.シート全体の数式を表示する。

[数式]−[エラーチェック]を押すと、エラー内容が表示される。
[数式バーで編集]を押すと、編集セルと数式バーが編集可能になる。


11.エラーチェック

上記のH4セルの様に、「=F4 / G4」の場合、G4が空白になっているので、
エラーが表示される。


エラー発生時は、上記の表を参考に対処してください。
10.エラーの意味と対処方法

上記の数式がエラーになる場合に、数式を確認するには、


上部の[fx]を押すと、関数の引数ダイアログが表示される。数式が分解されて表示され
るので、修正点が見つけやすい。


又、カーソルを構文のつなぎ目に置くと、構文の内容もそれに合わせて表示してくれる。

9.エラーになる数式の構文を確認したい。

上記表の合計値は、E4からE7までの合計と、H4からH7までの合計である。
その関数の入力方法は、


[数式]の[関数の挿入]を押して、[SUM]を選択して[OK}を押す。



[関数1]にはすでに範囲が記入されていて、正しいので[関数2]の矢印を押すと、
関数の引数ダイアログが表示される。

そこで、


E4からE7までを選択すると、[関数の引数]の中に記入されるので[×]を押す。


[数値2]に範囲が記入されたので[OK]を押す。


H8セルに正常な関数式が挿入された。

8.関数の入力方法を確認しておこう。

上記の表は、棒材の長さと価格を表したものである。
D4は、C4の単価とD3の長さを掛けた価格である。単価200円で長さ1mは
200円である。


D4をE4にコピーすると、答えは合っているが式は、「C4×E3」のはずが、
「D4×E3」になっている。これでは、他の部分にコピーしても正しい答えは
得られない。


そこで、D4の式を絶対参照に書き換え、「$C4×D$3」の様に変更し、
D4をコピーして全体を選択して貼り付ける。


すべての値が正常になった。G7セルの式が、「$C7×G$3」になっている
ことが分かる。このように、表の形によってセルの参照方法の変更が必要な
事を理解しよう。

7.混合参照を活用して数式をコピーする。
上記の表内は、関数の計算結果が表示されているので、他の表にそのままコピーしても、
関数がコピーされて正常に使用できない。
そこで、表内の数値を使用するような場合は、先に表内の数字を数値に変換して置くこと
が望ましい。


まず表内をすべて選択してコピーする。


貼り付けしたい位置を選択して、右クリックし、[形式を選択して貼り付け]を
クリックする。


ダイアログが表示されるので、[値]にチェックを付けて[OK]を押す。


数値に変換された表が張り付いている。だが、パーセントの部分はセルの
書式が数値なので変換したい。

変換するセルを選択して、上部のパーセント(%)を押せば変換される。

6.数式の計算結果を数値に変換する。

そこで、二重線でコピーするために、貼り付け時に[貼り付けオプション]で
[数式と数値の書式]を選択して、貼り付けると二重線のままコピーできる。



又、別の方法は、

F3をコピーして、F4からF8までを選択して、右クリックして[形式を選択して貼り付け]を
押すとダイアログが表示される。


[罫線を除くすべて]にチェックを付けて[OK]を押す。

二重線のままコピーされた。

では、上図の様に合計の上の線が二重線になっている場合を見てみよう。


上図の様、線の書式もコピーされて単線になっている。
では、どうすば二重線のままコピーできるのか。


二重線にするには、F3をF7までコピー、貼り付けをし、F8だけを書式なしで
コピーする必要がある。

上図の矢印の位置の[フィルハンドル]をダブルクリックすると、F7までコピーされる。



F7までコピーされたので、同じようにF3をF8にコピーすると。


二重線が単線になっている。
5.形式を崩さないようにコピーする。

このように、合計位置がE8と固定されている場合、どの行にコピーしても
E8でなくてはならない。その場合、「= E3 / $ E $ 8 」の様にEの前後を[$マーク]で
挟むと「絶対参照」になりE8が固定される。この状態でF3をコピーして、F7まで貼り付ける。


コピー結果のF7セルを見ると、「E7 / $ E $ 8」になっているのが分かる。

セルE3をクリックすると、数式バーにC3とD3を合計する式が入っているのが分かる。
これを、E7までコピーする。


E3をコピーして、E4からE7までを選択して貼り付けする。


E7まで計算式の、行番号が変更されて、入力されているのが分かる。
[相対参照]されている。相対参照は、貼り付けるセルの位置によって自動変化する。
尚、セルを選択して [Ctrl] と [C] キーを、同時に押す事によってもコピーできる。
貼り付けは、[Ctrl] と [V] キーを同時に押す。


では、上の表の様に構成比を求める式は、「E3 ÷ E8」で、4行目は、「E4 ÷ E8」である。


この式を普通に、E3をコピーし、E7まで貼り付けをするとエラーになる。
E7の式を見ると、E8がE12になって表の外になっている。
4.数式のコピー

数式を修正する場合は、数式バーにカーソルを置いて直接修正することができる。

3.数式の修正
 
[数値1]の[テキストボックス]にカーソルを置くと、下方にその説明が表示されます。
[数値1]にカーソルのある状態で、C5セルを選択し、[数値2]にカーソルを置いた状態でC6を選択すると
下図のように入力できる。

[OK]を押せば入力完了です。


セルC2に「=SUM(C5,C6) 」と入力され、計算結果が表示されます。[数式バー]に関数が
表示されています。

関数の書式
「= 関数名( 引数1,引数2 [,引数3] ) 」の様に、半角カッコの中に計算に必要な値を指定する。
「=SUM(C5,C6)」の様に関数には、[引数3]がない場合もある。



関数の入力には、直接計算式を入力する方法と、セルを参照して計算する方法があります。
上図は、C2セルに関数を入力して、数値を入力したC5とC6の合計を算出する関数です。
C2には、合計値が表示されて、数式バーに関数計算式が表示されている。



関数の入力を、手順を追って指導してくれるのが[関数の挿入]ボタンです。
セルを選択して、[数式]をクリックすると、「関数ライブラリ」が表示されます。その中の[関数の挿入]を
クリックすると、選択したセルにイコール(=)が入力されて、[関数の挿入]ダイアログが表示される。


[関数名]の中の[SUM]を選択すると、下方にその機能が表示されます。[OK]をクリックすると、
[関数の引数]ダイアログが表示され、セルと[数式バー]に「=SUM( )」と表示される。

2.関数の挿入ボタン
入力で重要なことは、計算式の前部にイコール(=)を記入することです。
これにより、計算式と認識されて計算結果が表示されます。「1+2」と入力しても、
そのままセルに表示されて計算はされません。逆に、セルに「=1+2」と記入したい時には、
「'=1+2」と[ ' ] アポストロフィを入力すると、文字列と認識されて計算は行われません。
四則演算子と文字列


入力したいセルを選択して、「=1+2」の様に入力します。すると、セルにその計算結果の
「3」が表示されます。セルに結果が表示されるとともに、数式バーに計算式が表示されます。
1.関数入力の基本
関数には、VBAで扱う関数と、ワークシート関数があります。
ワークシート関数は、EXCELのワークシートに直接入力するとその計算結果が表示されます。
VBAコードで使用する事も出来て、Worksheet Functionを記入することで使用可能になります。
ここでは、ワークシート関数を扱う際に必要になる、知識や操作の技を解説します。
T.関数入力と使い方の基本



関数の実用事例と引数の解説
関数入力と使い方の基本


実際に使っているシステムの内容で解説
  EXCEL ワークシート関数 講座